毎月皆さんの請求明細に載っている「再エネ賦課金」
何の金額なんだろう…と思われている方や、特に気にしていなかった、という方も多いのではないでしょうか。
では再エネ賦課金とは一体何でしょう?
これは 「再生可能エネルギーを普及させるために、電気を使うすべての人から毎月電気料金の一部として集められているお金」のことです。
再生可能エネルギー?また、新しいワードが出てきましたが、身近なもので言うと太陽光や風力などの自然エネルギーがあります。
では、その再生可能エネルギーの普及と私たちの費用負担はなぜ関係があるのでしょうか。
始まりは…
日本はエネルギーの自給率が低く、そのほとんどを温暖化の原因ともなっている化石燃料に頼っています。
そこで 政府は、クリーンなエネルギー資源である再生可能エネルギーを普及させるため「固定価格買取制度 ※(FIT制度) 」を作り、それにかかるコストの一部を電気を利用する全ての契約者に再エネ賦課金として集めることにしました。
この制度が普及することで、化石燃料への依存度を下げ、輸入燃料の価格の乱高下に伴う電気料金の変動を抑えることからも、将来、私たち利用者のメリットにもつながると考えられています。
では価格はどうやって決まり、どれだけ負担するの?
再生可能エネルギーの単価は、全国一律の単価になる様に調整が行われ、毎年度経済産業大臣が決めています。負担額は、その月の電力使用量(kwh)に決定した年度の再エネ賦課金単価(円/Kwh)を掛けた金額となります。
今後、再エネ賦課金はどうなっていくの?
固定価格買取制度の導入により、太陽光を中心に再生可能エネルギーの普及は進んでいますが、同時に再エネ賦課金も上がっていくと思われます。